相場は、誰もが皆買いたいとは思わない悲観的な場面で底を打ち芽生えはじめ、本当に上昇するのか不安や懐疑的な見方の中で育ち上昇していき、多く買われ皆がまだ上昇すると期待し楽観視する時が既に天井であり、その上昇の幸福感だけを残して相場は下落する。と言った米国ウォール街の有名な格言です。

相場と人間の心理との間にはタイムラグが発生する事を表しているようです。また、「人の行く裏に道あり花の山」でもこの格言と同じ様な内容が示されています。

ほとんどの人達大勢が一方の立場に偏ってい場合は、飽和を意味します。すべての人が買わない様な絶望にも似た悲観的な場面でこそ買いポイントとなり、株価上昇局面にてメディアや行きつけ先の店員さん、タクシーの運転手さんまでもが、株式市場上昇の話をし出す状況では相場は成熟しきっていると警戒し売りに転じるポイントだと思われます。